何かを決めなければならないとき、すぐに答えを出せる人がいます。
一方で、
「本当にこれでいいのか」
「別の選択肢のほうがよかったんじゃないか」
と、何度も考えてしまう人もいます。
決めたあとにまで迷ってしまうと、自分は優柔不断なのではないかと思うこともあります。
2026年8月11日放送の「サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン」の終盤で、山口一郎さんがそんな人たちについて話していました。
山口さん自身も、自分にはネガティブなところがあり、優柔不断な面もあるという趣旨の話をしています。
でも、そのあとに続いたのは、
迷うことを否定する話ではありませんでした。
考えて、悩んで、また考える
山口さんが話していたのは、ネガティブで優柔不断な人は、答えを出すまでに何度も考えるということでした。
考えて。
悩んで。
また考える。
すぐには決められない。
けれど、その時間を繰り返したうえで出した答えには、目には見えない「重み」が生まれるはずだ、と話しています。
そして、その答えには説得力も生まれるのではないか、と。
これは少し意外な見方でした。
優柔不断という言葉は、一般的にはあまり良い意味では使われません。
「決断が遅い」
「いつまでも決められない」
「考えすぎる」
そんな弱点として捉えられがちです。
でも、同じ性質を別の方向から見ると、
簡単には答えを出さない人
とも言えます。
出した答えに、また迷ってもいい
さらに印象に残ったのは、答えを出した「あと」の話です。
時間をかけて決めても、
「やっぱり違ったかもしれない」
と思うことがあります。
あれだけ考えたのだから、もう迷ってはいけない。
そう思ってしまいそうですが、山口さんは、出した答えに再び不満を感じることがあっても、それは間違いではないと思う、という趣旨の話をしていました。
山口さん自身も、そうやって生きてきて失敗したことがあると振り返っています。
つまり、
「たくさん悩めば正解を選べる」
という話ではありません。
どれだけ考えても、失敗することはある。
決めたあとに迷うこともある。
それでも、考えて出した答えまで否定する必要はない。
そういう話なのだと思います。
「迷わない人になれ」という話ではなかった
この日の言葉で特に残ったのは、山口さんが自分とは違う性格になろうとは言っていなかったことです。
ネガティブならポジティブになればいい。
優柔不断なら即決できるようになればいい。
そういう方向ではありませんでした。
むしろ、自分がそういう人間なら、
迷いながら、悩みながら、ゆっくり答えを出していけばいい。
そんな着地でした。
性格そのものを無理に変えるのではなく、その性格だからこそできる答えの出し方がある。
そう考えると、「考えすぎる自分」の見え方も少し変わります。
迷った時間は、無駄ではないのかもしれない
もちろん、いつまでも決めなければ何も進まない場面もあります。
仕事では期限があります。
人生にも、ある時点で選ばなければならないことがあります。
だから「悩み続ければいい」ということではありません。
それでも、
決断までに時間がかかったことと、その時間が無駄だったことは同じではありません。
何を大切にしたいのか。
何が怖いのか。
何なら失っても受け入れられるのか。
悩んでいる時間には、そういう自分自身の基準を確認している部分もあるのだと思います。
すぐに答えが出なかったからこそ、最後に選んだ理由を自分の言葉で説明できることもあります。
山口さんが話していた「重み」や「説得力」というのは、そうして積み重なった時間のことなのかもしれません。
これは山口さん本人がそこまで具体的に説明したものではなく、今回の話を聞いた筆者の受け止めです。
「自分の人生を信じる」という話とも少し重なる
以前の記事では、20歳の相談者に山口さんが話した「自分の人生を信じる」という話を紹介しました。
→ 人と違う人生でも、自分を信じろ|山口一郎さんが20歳の相談者に伝えたこと
その相談者も、周囲とは違う道を選びながら、
「これでいいのだろうか」
と迷っていました。
今回の話とは別の配信です。
山口さん自身が二つを関連づけて話したわけでもありません。
それでも並べてみると、
すぐに正解が分からなくても、自分で考えて選び続けること
というところには、少し共通するものを感じます。
これは二つの放送を聞いた筆者の受け止めです。
答えを急がなくてもいいときがある
早く決めることが正しい場面もあります。
逆に、急いで答えを出さなくてもいい場面もあります。
大切なのは、
「自分は決断が遅いからダメだ」
と、答えを出す前から自分自身を否定しないことなのかもしれません。
考えて。
悩んで。
また考える。
その時間を通って出した答えには、その人にしかない理由があります。
そして、あとから迷うことがあってもいい。
間違うことだってある。
それでもまた考えて、次の答えを出せばいい。
山口一郎さんがラジオの最後に話していたのは、そんな「迷う人」への言葉でした。
迷っている時間まで、自分の人生の一部。
そう考えると、なかなか答えを出せない夜も、少し違って見える気がします。
元になった放送
2026年8月11日放送
「サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン」
今回の記事で取り上げたのは、元の放送音源では1時間55分45秒前後からの話です。
※radikoで配信されているポッドキャスト版は編集版のため、元放送のタイムスタンプとは異なる場合があります。
文字起こしには誤変換があるため、本記事では意味を確認できた内容のみを要約しています。
※本記事は公式・公認ではない、一ファンによる非公式の記録です。放送内容をそのまま転載するのではなく、確認できた発言の前後の文脈を保ちながら要約・整理しています。

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